- 冷たい飲み物や甘い食べ物が歯にしみる
- 歯に黒い点や小さな穴が見えて心配
- 治療が怖くて痛みを我慢してしまう
- 以前治療した歯が再び痛み出した
- 外れた詰め物や被せ物をそのままにしている
虫歯治療
こんなお悩みありませんか?

虫歯治療とは
虫歯治療とは、虫歯によって傷んでしまった歯から虫歯部分を取り除き、修復するための処置です。基本的には虫歯を削り、そこに詰め物や被せ物をして歯の形や機能を回復させます。進行が進んで神経まで影響が及んでいる場合には、神経の治療が必要になることもあります。できるだけ早い段階で治療を受けることで、大切な歯を守ることにつながります。
なぜ虫歯になるのか
虫歯治療とは、虫歯によって傷んでしまった歯から虫歯部分を取り除き、修復するための処置です。基本的には虫歯を削り、そこに詰め物や被せ物をして歯の形や機能を回復させます。進行が進んで神経まで影響が及んでいる場合には、神経の治療が必要になることもあります。できるだけ早い段階で治療を受けることで、大切な歯を守ることにつながります。

虫歯の主な原因

歯の質(歯質)
歯の強さや性質は人それぞれ異なります。エナメル質や象牙質の硬さは、虫歯のなりやすさに大きく影響します。特に乳歯や生えたばかりの永久歯は、まだ石灰化が十分でないため歯質が弱く、酸に対する防御力が低い状態です。
糖分(砂糖)
虫歯の原因となる細菌は、食事に含まれる糖分を利用して酸を作り出します。特に砂糖を多く含む食べ物や飲み物は虫歯のリスクを高め、甘いものを頻繁に口にしたり、長時間糖が口内に残る習慣は虫歯を誘発しやすくなります。
虫歯菌
虫歯は、口の中にいる「虫歯菌(ミュータンス菌など)」が糖を分解し、酸を発生させることで始まります。その酸によって歯の表面が溶ける現象を「脱灰」と呼びます。通常であれば、唾液の作用で「再石灰化」が起こり歯が修復されますが、このバランスが崩れると虫歯が進行してしまいます。
虫歯の症状と特徴(進行)
虫歯は大きく5つの段階に分けられ、それぞれで治療法が異なります。以下に各段階の特徴と対応方法について詳しく説明します。

C0:初期う蝕(要観察歯)
歯の表面(エナメル質)が脱灰し、白く濁ったような斑点(ホワイトスポット)が現れますが、穴は空いておらず、痛みもありません。自覚症状はほとんどなく、定期検診で発見されることが多い段階です。
削らずにまず、フッ素塗布やブラッシング指導、食生活の見直しによって再石灰化(自然修復)を促します。継続的な経過観察が必要です。
C1:エナメル質う蝕
虫歯がエナメル質内にとどまっている状態で、小さな穴が空き始めます。まだ象牙質には達しておらず、痛みはほとんどありませんが、冷たいものがしみることがあります。
進行を防ぐために、小さな虫歯であれば必要最小限に歯を削り、レジン(白い樹脂)などで修復を行います。
C2:象牙質う蝕
虫歯がエナメル質を越えて象牙質に達した状態です。甘いものや冷たいものがしみやすくなり、軽い痛みを伴うこともあります。虫歯の穴が肉眼でも確認できるようになります。
虫歯部分を削り取り、保険適用の材料(コンポジットレジンや銀歯)、または審美性に優れた材料(セラミックなど)で修復します。
C3:神経まで進行したう蝕
(歯髄炎)
虫歯が歯の神経(歯髄)に達し、強い痛みが生じます。冷たいもの・温かいもの・噛んだときに痛みが増し、夜間にズキズキと痛むこともあります。
ここまでくると、虫歯菌が神経に感染していると考えられ、歯の神経を取り除く「根管治療(歯内療法)」が必要になります。神経を除去した後、土台を立て、クラウン(被せ物)で歯を修復します。
C4:歯根まで進行したう蝕(歯髄壊死・根尖性歯周炎)
虫歯が歯の根の奥深くまで進行し、神経が壊死しています。歯冠が崩壊していることも多く、痛みが一時的に軽くなることがありますが、歯根の先に膿がたまると、再び強い痛みや腫れ、顔の腫脹などが生じることもあります。
保存が可能な場合は根管治療を行いますが、状態によっては抜歯が必要です。抜歯後はブリッジ、入れ歯、インプラントなどの補綴治療を検討します。
当院の虫歯治療の特徴
- 正確な診断と適切な治療
- 痛みに配慮した麻酔
- 削る量を最小限に
- 歯を守る治療方針
- 再発予防と継続的なケア
診断・検査
1.レントゲン検査
レントゲンによる検査は、虫歯の深さや広がりを把握するために欠かせません。肉眼では確認できない部分の異常もある程度確認できるため、治療方針を立てる際の大きな助けになります。

2.口腔内カメラでの診断
口腔内カメラを用いることで、お口の中の様子をリアルタイムで映し出し、虫歯の早期発見や進行度の把握に役立ちます。また、その映像を患者さまと共有することで、治療経過の記録や分かりやすい説明にも活用できます。

3.ダイアグノデントペン(レーザー式虫歯検知器)による早期検出
レーザー光を歯の表面に当て、その反射を分析することで、目で見ても分かりにくい初期の虫歯を発見できる機器です。早期に虫歯を見つけることで、最小限の治療で済む可能性が高まります。

4.視診・触診
もっとも基本的な診断方法である視診と触診も大切です。歯の色や形の変化を観察したり、器具で歯の状態を触れて確認することで、虫歯がどの程度進んでいるのかを判断します。

5.シリジェット
(針を使わない麻酔器)
シリジェットは、針を使わずに麻酔液を浸透させる最新の表面麻酔器です。微細なジェット状の圧力で麻酔液を皮膚や粘膜に瞬時に浸透させるため、チクッとした針の痛みがありません。

麻酔・痛みへの配慮
1.表面麻酔の活用
注射を行う前に針を刺す部分へ表面麻酔を塗布します。これによりチクッとした刺激をやわらげ、注射の際の不快感を減らすことができます。治療に不安を感じている方でも落ち着いて受けていただけるように配慮しています。

2.極細針の使用
通常よりさらに細い注射針(33Gなど)を使うことで、針が入るときの圧迫感や痛みを大きく軽減できます。針が細いほど違和感が少ないため、患者さまの緊張や不安をやわらげる効果があります。

3.電動麻酔器による注射
電動麻酔注射器は、麻酔液を一定のスピードで注入できる装置です。手動よりも注入圧が均一になるため、注射の際の痛みや不快感を軽減し、より快適に麻酔を行うことが可能です。

4.笑気吸入鎮静法
鼻から笑気ガス(亜酸化窒素)を吸入することで、リラックス効果が得られ、痛みを感じにくくなります。意識はしっかり残ったまま安心して治療が受けられるのが特徴です。特に歯科治療が怖い方に有効ですが、鼻づまりなどで呼吸がしづらい場合には使用できないことがあります。

歯をできるだけ削らない治療法
1.極細ドリル(MIバーなど)の活用
極細ドリルを使うことで、虫歯の部分だけを正確に削り、健康な歯をできるだけ残すことが可能です。従来のドリルよりも精密に操作できるため、歯の構造を守りながら最小限の削除で治療を進められます。

2.う蝕検知液の利用
う蝕検知液を歯に塗布すると、虫歯部分が色で分かるため、削る必要のある部分を正確に判断できます。これにより、健全な歯質を無駄に削らず、必要な範囲だけを治療できます。

3.レーザーによる治療
歯科用レーザーは、虫歯だけを狙って削ることができるため、周囲の健康な歯をほとんど傷つけません。痛みや出血も少なく、治療後の回復が早いのもメリットです。

4.マイクロスコープ・拡大鏡の
使用
高倍率のマイクロスコープや拡大鏡を使用することで、虫歯の状態を細かく確認できます。その結果、必要最小限の削除で治療が可能となり、健康な歯を最大限守れます。

5.5倍速コントラ(高速回転器具)の活用
高速回転する5倍速コントラを用いることで、虫歯だけを効率的に削ることができます。周囲の歯質へのダメージが少なく、精密な治療が可能です。

5.コンポジットレジンによる
充填
(ダイレクトボンディング)
虫歯を除去した後、白い樹脂(コンポジットレジン)で穴を埋めます。色調を歯に合わせられるため自然な仕上がりとなり、削る量を最小限に抑えながら強度のある修復が可能です。

歯をできるだけ残す治療
1.神経を守る治療
(MTAセメントなどの使用)
虫歯が歯の神経に近づいた場合には、神経を保護しながら治療を行います。虫歯を丁寧に取り除き、MTAセメントなどの特殊な材料を使うことで、歯の神経を守りつつ修復できます。これにより、歯の寿命を長く保つことが可能です。

2.ドックベストセメント治療
ドックベストセメント治療は、虫歯が神経に近い場合に行う歯を守る方法です。特殊なセメントで虫歯を殺菌しつつ、歯髄を保護しながら処置を進めます。神経を抜かずに治療できるため、歯の寿命を延ばすことが期待できます。
再発予防・メンテナンス
正しいブラッシング指導
日々の歯磨きは虫歯予防の基本です。歯垢や虫歯菌をしっかり落とすために、患者さん一人ひとりに合わせた磨き方をお伝えします。毎日のケアを習慣化することで、虫歯や歯周病のリスクを大幅に減らすことができます。

フッ素塗布
フッ素は歯のエナメル質を強化し、酸によるダメージから守る効果があります。特に虫歯になりやすいお子さまやリスクの高い成人には定期的な塗布がおすすめです。歯の再石灰化を促進し、健康な歯を保つサポートとなります。

定期検診・メンテナンス
定期的な検診は、虫歯や歯周病の早期発見につながります。プロによるチェックやクリーニングで、歯の状態を整えながら、長期的に健康を維持することが可能です。早めの対応で、進行を防ぎやすくなります。

食生活のアドバイス
虫歯予防には、食習慣の見直しも重要です。糖分の摂取量や摂取タイミング、バランスのとれた食事内容を意識することで、歯を守る力が高まります。

虫歯治療に関するQ&A
虫歯治療に関して、患者さんからよく寄せられる質問をご紹介します。
- Q. 虫歯の初期段階で気づく症状はどんなものですか?
- A. 冷たい飲み物や甘いものを口にしたときにしみることや、歯の表面の黒ずみ、欠けた部分に食べ物が詰まりやすいなどがあります。
- Q. 痛みがなくても治療が必要な理由は?
- A. 初期の虫歯は自覚症状がほとんどありませんが、放置すると神経まで進んで強い痛みが出ることがあります。そのため、早めの治療が大切です。
- Q. 虫歯治療は痛いですか?
- A. 麻酔技術や治療方法が進化しており、できる限り痛みを抑えた治療を行っています。ご希望に応じて痛みの少ない方法も選べます。
- Q. 治療は何回通院すれば終わりますか?
- A. 虫歯の大きさや進行度によって異なります。小さな虫歯なら1回で終わることもありますが、神経まで影響がある場合は数回の通院が必要です。
- Q. 詰め物や被せ物はどれくらい持ちますか?
- A. 素材や日々の口腔ケアによって変わりますが、一般的には5~10年程度が目安です。セラミック素材は特に長持ちするといわれています。
- Q. 保険治療と自費治療の違いは?
- A. 保険治療は使える材料や方法に制限があります。一方、自費治療ではより見た目が自然で耐久性の高い素材を選ぶことができます。
- Q. 治療後に痛みが続くことはありますか?
- A. 神経が敏感になっている場合や、噛み合わせの影響で痛みを感じることがあります。通常は数日で落ち着きますが、長く続く場合は再度ご相談ください。
- Q. 削らずに治療できることはありますか?
- A. 初期の虫歯(C0など)であれば、フッ素塗布や経過観察で進行を防げる場合があります。状態に応じて対応が異なるため、歯科医師に相談することが大切です。